愛媛大学映画研究会
MOVIE

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●2006/2007年度作品

「哀soれいと」(2007年度) 53分49秒
監督・脚本:楠原佑基
<STORY>
孤独を感じ闇を抱える少女・明日美、そんな明日美が気にかかる千鶴、千鶴が明日美と仲良くすることで孤独を感じるしほり、すれ違う想いはそれぞれの心に影を落としていく。そして、ある出来事をきっかけに、少女達の心の彷徨は、一つの場所へと収束していく……。
<POINT>
主な三人の少女達の心情を、演じてくれた人たちが瑞々しい演技で見事に表現してくれています。明日美と千鶴がシャボン玉を吹くシーン、そして、明日美の回想や夢を描くシーンの編集は、自然できれいな流れ、そしてそこに流れる空気感が出来るだけ表現できるようにエフェクトやカット割りにこだわって作りました。



「SURFACE」(2007年度) 35分41秒
監督・脚本:村瀬友則 
<STORY>
5人の男女はある山奥のキャンプ場へと向かっていた。そこは昔、人殺しがあったという曰く付きの場所で、怪しげな人物が現在も徘徊していた。日が暮れたが一向にキャンプ場には着かない。彼らは道に迷い、暗闇のなかで一夜を過ごすことに。血塗られた惨劇の幕は切って落とされた。次々殺されていく仲間をよそに、生き残った者たちは疑心暗鬼に陥る。誰が人殺しを行っているのか?不審な男か、過去の亡霊か、それとも…。
<POINT>
血糊を使った残虐な演出を観てもらいたい。また、外灯一つない本当の山奥で撮影したので、闇の中に何かが潜んでいそうな怖ろしさを感じてもらえると思う。できれば一人で部屋の中を暗くして観ると一層楽しめるだろう。

「坂道の向こう 春風そよぐ桜詩」(2006年度) 43分10秒
監督・撮影・編集:楠原佑基
<STORY>
ある日、大学生の勝則の家に兄の春則が訪ねて来る。久しぶりに会った二人は、何気ない会話を楽しみ、一緒にお城を観に行く。そしてその中で、懐かしき日々の思い出がよみがえってくるが、それはまた、悲しい真実をたぐり寄せることになっていく……。
<POINT>

にかく桜のある風景を撮りたくて作り始めた作品なので、桜のシーンを出来る限りキレイに撮りたくてがんばりました。この作品でもエフェクトを使っており、シーンの意味合いや空気感が出るように努めました。また、クライマックスの兄と弟のやりとりも、演じてくれた二人の演技で素晴らしいものになっています。



「夏の日、君へ帰る」(2006年度) 44分10秒
監督・脚本・編集:楠原佑基
<STORY>
不治の病に侵された青年・静流は、不治の病を患った人の為に開発された人工生命体の女の子と最後の日々を過ごす。確実に死はそこまで迫っていたが、二人はその日々の中で、生きることの喜びを知っていく…。
<POINT>
一つ一つの映像(特に風景等)を撮影や編集の際のエフェクトを使うことによって、キレイな透明感のあるものになることを目指しました。また、細かい所までこだわった小道具や、何度も書き直したストーリー展開にも注目して観てほしいです。


「アーモンドチョコレイト」(2006年度) 24分32秒
監督・脚本・編集:楠原佑基
<STORY>
ある日、男の子はそのこと出会った。その女の子が落としていったアーモンドチョコレイト、そして、友達の言葉が、彼を再び彼女へと結びつける。しかし、彼女は、誰にも言えない闇を抱えていた・・・。
<POINT>
女の子が顔を出さずに、女の子の視点と観客の視点を織り交ぜながらの映像になっています。ストーリー展開はベタで先が読めてしまうかもしれないが、ラストへの盛り上がりをストーリーの他に、編集でも工夫をしてみたので、そこを観て欲しいです。


「OUTLAW」 (2006年度) 8分48秒
監督・脚本・撮影・編集:村瀬友則
<STORY>
組織を裏切った男に追手の魔の手が迫る。麻薬の密売に憤りを覚えた片桐は、情報を警察にリークし、組織に壊滅的な打撃を与えた。執拗な追手の追撃から逃れ、地方都市に身を潜めるが、一発の銃弾が不意に襲った。
<POINT>
ブルーバックを使った映像の合成や、バレットタイムのような映像作りを見てもらいたい。また、モノクロ独特の寒々とした質感と、老朽化した薄暗い建物にノワールを感じてほしい。





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